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125ccの人気車種の1台にスズキ・アドレスV125があります。その名の通りアドレスV50の125ccバージョンなのですが、このバイクにはちょっとした問題と言うか、買う前に知っておくべき事があります。バイク好きな方に「アドレスV125って良いバイク?」と聞くと「スゴい良いバイクだよ!」と言う方と「あれはマジで危ない。」と言う方の2通りに別れます。「良い」と言う方に良い部分を聞くと、加速や取り回し等の運動性能の高さを褒めます。「危ない」と言う方に危ない理由を聞くと、ブレーキと安定性が怖いと言う意見を聞きます。以下の2台の諸元表を見比べて下さい。
 
V125
V50
最大馬力
9.9ps/7500rpm
4.1ps/8500rpm
最大トルク
1kgm/2850rpm
0.38kgm/3000rpm
車両重量
97kg
73kg
全長
1750mm
1670mm
全幅
635mm
620mm
全高
1030mm
1005mm
ホイールベース
1235mm
1150mm
まずパワーから見て行きましょう。V125は9.9馬力でV50no4.1馬力と比べると約2.4倍のパワーがあります。次に車両重量ですがV125は97kgでV50は73kgです。パワーと同じバランスにするのであれば、V125の車重は175kgくらいないとバランスが取れません。2.4倍のパワーがあるのに、車重は1.3倍しかないのでは、当然運動性能は良くなります。安定性に影響のでるホイールベースですが、2台の差は85mmしかないのです。ちなみにタイヤとブレーキのサイズは「V125の方が一回り大きいかな?」と言う程度しか違いません。乱暴な言い方をすれば、V125は「V50のボディに125ccを積んだだけ。」と言うレベルなのです。当店のお客様でも何人かV125を通勤等に使っていた方がいましたが、ほとんどの方が「ありゃ危ないわ。」と言う評価でした。もちろん125ccなので、2段階右折をしなくて良いですし2人乗りも出来ますので、50ccには無いメリットもあります。このバイクを愛車にする時は、強い自制心を持ち続ける覚悟を持って購入するべきだと思います。

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一時期のブームも終わり、かなりお買い得感の強くなったビッグスクーターですが、これは考えようによってはかなり恐ろしい乗り物です。「大型に毎日乗るのは面倒だし、通勤用のセカンドバイクに1台買おうかな?」なんて思っている方は、メインの大型バイクを手放す事になる可能性があるので注意です。もちろん「メインの大型は絶対に売らない!死ぬまで乗るぜ!」と言うレベルの方は別ですが「愛車は好きなんだけど乗るのが面倒。」と言う考えをお持ちの方は要注意です。まず、スクーターはとんでもなく気軽に乗れます。排気量250ccまでのスクーターなんて、本当に自転車レベルで気軽に乗れます。MTみたいに靴がキズ付く心配もありませんし、雨が降って来たらカッパタイプのレインコートを着るだけで終了です。普通のバイクだとシフトで靴がキズ付かないように、専用のブーツを履くかシフト用のブーツカバーを装備しなくてはいけません。普通のバイクだと雨が降って来た時に、カッパタイプのレインコートだと下半身が濡れてしまうので、上下別になっているパンツスタイルのレインコートを着る必要があります。そして、ビッグスクーターは何よりライディングポジションが非常に楽なのです。この楽さを知ってしまうと「気が付いたらメインのバイクに数ヶ月乗っていない。」と言う現象が起きるようになります。そしてこの楽さが日常になると「いつもスクーターだから休みの日くらいメインの大型でどっか行こうかな?」と思っても、カバーを外して防犯装置やチェーンの解除する段階くらいで「面倒だからまたでいっか・・・」と心が折れがちになるのです。結果、散々お金をかけたメインのバイクがどんどん劣化して行って、結局乗り出すのにそれなりのメンテナンスが必要になったりして、結果的に手放す事になったりするのです。もちろんメインのバイクを何もせずにすぐに乗り出せる環境の方は別ですが、そんな環境の方はごく少数だと思います。「メインのバイクに乗るのが面倒。」と思う事が多くなって「楽なバイクを増車しようかな?」と思うようになったら、思い切って調子の良いうちにメインのバイクを手放すのも検討する価値はあると思います。



当店在庫のホンダ・ディオチェスタですが、こちらはスタッフのお気に入りだったりします。先日もブレーキをオーバーホールしたのですが、その際にメカニックが変なサービス精神をフル発揮して、スクーターには絶対に必要ないレベルの指先のちょっとした動きにすら反応するブレーキに仕上げてくれました!近所の買い物とちょっとしたお出かけ専用機なのに、乗る度にサーキットに行きたくなると言う困ったマシンに仕上がってしまいました。50ccですが2ストロークのパワフルなエンジンなので、ギリギリまでブレーキを遅らせてからフルパワーで加速するとなかなか楽しいモノがあります。もちろん絶対的パワーはたかが知れてますが、公道をちょっと走っただけで楽しいと言うのは重要だと思います。しかしスクーターで走りまで楽しくなってしまうと、大型バイク等のセカンドカーとしてスクーターを使っている方は大型バイクに乗る機会が今まで以上に減るかもしれません・・・



先日の続きになりますが、バイクのエンジンをかける最終手段をご紹介します。「バッテリーが上がっていてセルが回らない。」や「何回キックしてもエンジンがかからない。」と言う場合は最終手段の「押しがけ」が必要となります。こちらの方法は「バイクをある程度の速度まで加速させられる環境。」と「適切な速度になったら躊躇無くクラッチをつなげる勇気。」の2つが必要となって来ます。加速させられる環境と言うのは「何人かでバイクを押す。」や「坂の上から下って加速する。」等です。坂は急過ぎると危ないですし、なだらか過ぎても加速が足りません。特に急な坂で速度が出過ぎた状態でクラッチをつなぐと、エンジンブレーキで急ブレーキのような状態になります。速度によってはジャックナイフ状態から転倒となりかねないので注意が必要です。何人かでバイクを押すと言うのは乗っている人間にはかなりプレッシャーです。上記画像はたぶんアメリカ人なので、何か楽しそうな雰囲気になっていますが、何回もミスしたら押していた友達から「また押すのかよ!」とキレられる事は間違いありません。また、乗る人は体重が1番軽い方にした方が良いでしょう。さて、適度な坂や友達が集まり、バイクを充分な速度まで加速出来る環境が整ったら、まずキーをオンの状態にします。次に、ニュートラルの状態でバイクを加速させ、適度な速度になったらクラッチを切って、シフトを1速に入れてからクラッチを一気に離します。ここで注意が必要なのですが、バイクを加速させる時は必ずキーをオンの状態にして、完全にニュートラルの状態にして下さい。1速に入れた状態でクラッチを切っていたとしても、古いバイクだとクラッチがきちんと切れていなくて中途半端にしか加速しない場合があります。クラッチを思い切りつないでエンジンがかかったら、アクセルを開けてエンジンがストールしないようにします。そのままギアを入れてしばらく走行すれば、まずそのまま復帰出来ると思います。押しがけは安全かつ、エンジンがきちんと回る速度を見極めるのにそれなりの経験を必要とします。初心者の方は経験者と一緒に練習し、安全に配慮しながら覚えましょう。



最近のバイクでは見なくなりましたが、エンジンの始動方法は「セルスタート」と「キックスタート」の2種類があります。緊急時用には「押しがけ」と言う最終手段がありますが、次回に詳しく説明しようと思います。セルスタートは基本的にスタートボタンを押すだけです。自動的にセルが回ってエンジン始動をしてくれますので非常に便利なのですが、バッテリーが上がってしまっていると使えないと言う弱点があります。キックスタートとはキックペダルと呼ばれるペダルを上から思い切り踏み下ろして、その力を利用してエンジン始動をする仕組みです。こちらは人力ですのでバッテリーはまったく関係ありませんし、バッテリーが必要無いので軽量化出来ると言う利点もあります。弱点は「ケッチン」と呼ばれる、踏み下ろし時の勢いが不足した時に起こる、キックペダルがとんでもない勢いで跳ね上がる現象と、信号待ち等でエンストしてしまった際に、エンジンを再スタートするのに時間がかかると言う事でしょうか?ケッチンは150ccくらまでの排気量の小さいバイクだったらまず起こりません。50ccのスクーターなんてまったく起きないのでご安心下さい。逆に1気筒当たりの排気量が大きいバイクや圧縮比の高いバイクでケッチンが発生した場合は、最悪骨折するので注意が必要です。信号待ち等でエンストした場合は、キックだとちょっと時間がかかる場合があります。サイドスタンドを立てて、キックしてから始動するのでどうしてもスターターよりは時間がかかります。しかし、慣れている方なら5~10秒くらいで再スタート出来るのであまり気にしなくて良いと思います。1番良いのはセルとキックの両方が装備されているバイクです。バッテリーが弱っていても始動出来て、信号待ちとかでエンストしてもすぐに再スタート出来るので安心です。ちなみに400cc以上のキックスタートは、メンテナンスがきちんとされていないバイクだとかなり大変です。以前、当店にヤマハ・SR400があったのですが、全従業員で何回やっても全然かからず、身長2m超えの友達にキックしてもらってやっとかかったと言う事があります。小柄な方で大排気量のキックスタート式バイクを所有される方はメンテナンスをきちんとする事をオススメします。

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