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ヤマハ・セロー225(1KH)のジョイントキャブレターの交換を行いました。ジョイントキャブレターは、「インテークマニホールド」や「インシュレーター」等とも呼ばれている、キャブレターとシリンダーをつないでいるパーツです。ジョイントキャブレターは、キャブレターから燃料をエンジンに送る時の通り道ですので、ここが劣化してヒビが入ったりすると、余分な空気を吸ってしまって正しい濃度の燃料を送る事が出来なくなります。アイドリングが不安定だったり、アクセルを開けた時にスムーズに加速しない場合は、ジョイントキャブレターか、後ろ側のジョイントエアクリーナーのどちらかに穴かヒビが出来ている可能性が高いです。
まず原因となっている場所を特定するために、アイドリング状態で怪しそうな場所にパーツクリーナーを吹きます。エア漏れしている場所にパーツクリーナーを吹くと、アイドリングが変化しますので、その周囲のパーツにヒビや亀裂が入っています。今回はジョイントキャブレターと後ろのジョイントエアクリーナーに吹きましたが、ジョイントキャブレターに吹いた時にアイドリングが変化しましたので、原因はジョイントキャブレター周辺と判明しました。
シートやガソリンタンク、サイドカウル等を外してから、キャブレターとジョイントキャブレターを外します。旧車では要注意なのですが、ここで外す時に変な力を加えてしまうと、問題の無かった後ろ側のジョイントエアクリーナーも損傷する事がありますので、注意して作業するか、一緒に後ろ側のジョイントエアクリーナーも交換してしまうかのどちらかになります。
右側が外したジョイントキャブレター、左側が新品です。外した方は、ゴム部分が捲れたり細かいヒビが全体的に入っており、激しく劣化した状態である事が解ります。見た目にはそこまで大きな損傷は見られないのですが、空気ですので見えないレベルの亀裂や穴でも漏れるのです。ちなみに今回は新品交換しましたが、ヒビが入ったジョイントキャブレターやジョイントエアクリーナーは、修理する事も可能な場合もあります。「新品パーツがどこにも無い!」とお悩みの方はぜひご相談下さい。
すべてのパーツを戻して修理完了です。エンジンを始動させ、アイドリング状態でパーツクリーナーでテストをしましたが、どこにどれだけかけてもアイドリングはまったく変化しませんでした。エンジンの始動性も良くなりましたし、本来の加速も取り戻せたので修理完了です。キャブレター周辺の修理はキャブレターを外しての作業となる事が多いので、もし「キャブレターのオーバーホールもやってしまいたい。」等と思っている方は、一緒にやってしまう事をオススメします。
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