ツーリングに良い季節になったせいか、最近バイクの問い合わせが非常に増えています。この陽気に誘われてかベテランライダーだけでなくバイクが初めてと言う方からもとても多くのお問い合わせがあります。バイクを買うのが初めての方からよく「バイクって危なくないですか？」と言う質問を受けるのですが、これは人によるとしか言えません。バイクは車等と違って乗っている人が鉄板等で守られていません。ライダーが剥き出しなバイクが鉄の塊の車と衝突したら、当然バイクの方がダメージは大きいです。また、バイクは車等に比べるととても軽いです。一般的な車は１０００ｋｇくらいの重量がありますが、バイクは大型でも２５０ｋｇくらいしかないです。大きくて重いモノと小さくて軽いモノがぶつかれば、軽いモノの方がダメージは大きいです。逆に小さく軽いから、事故自体が防げる可能性もあります。「バイクだったから避けられたけど、車だったら絶対ぶつかっていた！」と言うケースも多々あるのです。また、確かにライダーは剥き出しですがバイク用のエアバッグジャケットやプロテクターと言った、ライダーを守る装備も各社からたくさんラインアップされています。プロテクター等は装備するのに、それなりに手間がかかるので面倒臭がって装備しない方が多いですが、本当に安全を考えるなら絶対に装備した方が良いです。防御するアイテムで最高レベルなのは、やはりレース等で使われているレザーのツナギだと思われます。肩や肘、膝や背中等のすべての部分にプロテクターが入っていますし、革自体の耐久性もレベルが違うので、レース中に１００ｋｍ/ｈオーバーで転んでも無傷だったりします。通勤等でバイクを使用する方は、毎日ツナギを着るのは難しいかもしれませんがプロテクターやエアバッグジャケットくらいなら問題無いハズです。そして、何よりも大切なのは自分の意識と注意です。「次の角から車が飛び出してくるかもしれな。」や「このブラインドコーナーの先で誰か事故しているかもしれない。」と言う予測をしながら乗る事が１番安全だと思います。きちんと安全装備を整え、落ち着いて周りに気を配りながら走っていれば事故にはまず遭いません。バイクに乗りたいのに、無意味に怖がって楽しさを味わえないのはもったいないと思います。せっかく良い時期になったのですから、安全にきちんと配慮して気持ちの良いバイクライフを送って頂ければと思います。