たまに「昔のバイクでとんでもなく高い車種があるんですけど、ああ言うのってそんなスゴいんですか？」と、若いお客様から聞かれる事があります。確かに新型のバイクよりも高額で取引きされている車種も多々ありますが、これはスゴさの違いから来るモノです。正直な事を言うと、昔のバイクは速さや機械としての完成度は現代のバイクには絶対に敵いません。どんなに高額だろうとどんなにチューンしてあろうと、同レベルの排気量で同じようなジャンルであれば、よっぽどの例外以外は現代のバイクの圧勝です。しかし速さではない、当時だから出来た技術や造りと言う面では昔のバイクの方が勝っている事もあるのです。１番簡単な例は２ストロークと４ストロークです。ご存知の通り、２ストロークエンジンは排ガス規制のため現在では造れませんが、パワーと言う面では４ストロークエンジンを遥かに超えます。このような理由から昔のバイクが高額で取引きされたりしていますが、個人的にはよっぽどの拘りが無い限り現代のバイクをオススメします。車もバイクもそうですが、昔のモデルは間違いなく現代のバイクよりも手間とお金がかかりますので、「このバイクじゃないとダメ！他の車種だったら乗らなくて良い！」と言うくらいの気合いが必要ですので、良く考えてから車種を選んだ方が良いと思います。